「アルバトロスと黄金の泉」とは?

 当サイト「アルバトロスと黄金の泉」は、暘 弥涼が運営している、無料で読める長編小説サイトです。

 そこそこに膨大な数の長編小説を公開、そしてだいたい「週1回更新/5000~10000字追加」ぐらいのペースで連載しています。その傍らでサイトをいじって、絵も描いて、音楽も作って……――などなど、総合芸術を目標に、ひとり孤独に自分に鞭を打ちながら作っているサイトです。

 感想や相互リンクのお問い合わせなどは、サイドメニューにあるContact記載のメールアドレスまで、お気軽にお問い合わせください!

 

 なお、当サイトにて掲載されている全ての作品たちは(一部短編を除き)全部「繋がって」います!

 このサイトのひとつのテーマは「スターシステム/空中要塞アルストグラン」。同じ設定の同じ世界を舞台に、時代軸が進んだり、ずっと昔のことを書いたりと、移行していく。そんな物語を描いています。つまり映画「ゴッドファーザー Part.Ⅱ」みたいな、あのややこしい感じですね!

 そういうわけで。単独で存在している物語、というのは残念ながら当サイトにはございません! 申し訳ないです。

 そんなこんなで、当サイトの楽しみ方は極めて単純。「作品を順番に回っていく」ことです。

 順番に関しては「掲載作品一覧」に入場して頂けると分かるかと思います。「EQPのセオリー」から始まり、「ヒューマンエラー」、「ディープ・スロート//スローター」へと、とにかく下へ下へと降りていくだけですので!

 それでは! 最高に気が狂った、破壊的な物語群を、どうぞお楽しみくださいませ!


「時間軸の区分」について

 物語の性質上、時間軸にいくつかの「区分」というのを設けています。とはいえ、まあこれは「頭の片隅に入れておく」程度のもので構いません。要は裏方の設定、みたいなものなので。

 詳細については、以下をご覧ください。

「区分1: 二十一世紀前期」

該当作品(抜粋):
 翠玉のフォノグラフ、異説: オラクル など

 少年期のジャーファルや、ファティマなどを中心に動く時代。後世でもちょくちょく名前の登場する「カイ・マチダ」や「暮月 弥生」は、この時代に生きた女性です。
 この区分は現実と被るところがありますが、あくまで物語はフィクションですので。現実と混同をしないよう、お願い申し上げます。

「区分2: 四十三世紀前期」

該当作品(抜粋):
 翠玉のフォノグラフ、ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ、ジェットブラック・ジグ など

 主に「北米合衆国の北東部」にスポットライトが当たる区分です。アバロセレン工学の黎明期に、その礎となる為に犠牲を強いられた二人の男を中心に描かれる時代。

「区分3: 四十三世紀中期」

該当作品(抜粋):
 ヒューマンエラー、EQPのセオリー、ディープ・スロート//スローター、ジェットブラック・ジグ など

 「アルストグラン連邦共和国」が、本格的に描かれ始める区分です。アレクサンダー・コルトとニール・アーチャーの、奇妙な関係性を中心に描かれる時代。

「区分3: 四十三世紀後期~四十四世紀前期」

該当作品(抜粋):
 アンセム・フォー・ラムズ、ジェットブラック・ジグ、神ノ禍、TRAVELER など

 すべての終止符を打つ時代。「アレクサンダー・コルト軸」「アルバ&アストレア軸」「ラドウィグ&リシュ軸」「キミア軸」の4視点を中心に展開される群像劇。

「区分4: エールケディス」

該当作品(抜粋):
 エールケディスの旅人―風と共に流離う者― など

 ???

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作品紹介


空中要塞アルストグラン:
Disaster genius and Death of frenzy

 探偵ダグラス・コルトの一人娘、女らしさなど微塵もない17歳の女子高校生アレクサンダー・コルト。腕っ節の強さと、類まれな強運を持つ彼女が、運悪く「アルストグラン連邦共和国の暗部」を覗いてしまったが為に、その存在を消されてしまうことから始まる三部作。それが長編SFシリーズ「空中要塞アルストグラン/狂気の死神と災厄の大天才」でした。

 そういうわけで、このシリーズの中心人物はアレクサンダー・コルト、改め「アレクサンドラ・コールドウェル」。そしてコールドウェルにとっての一番の友人であり、彼女とは違う道を選んだ幼馴染の「ニール・アーチャー」。
 その二人が、陽の当たる場所と薄暗闇の狭間で揺れる姿を描いた物語となっています。

 また、物語には二人とは異なる視点も……。

 二人の物語を下支えする「ASI局員パトリック・ラーナー」、「ノエミ・セディージョ支局長」、「精神科医カルロ・サントス」のトリオが、キーパーソンとなっています。

EQPのセオリー
(旧題: アレクサン・ド・ライド)

「道具の矜持か。
矜持を持てるだけの自我はあるようだな」

腕力自慢の豪運系女子高生アレクサンダー・コルトは、幼馴染ニールと共にいつも通りの日常を送っていた。
しかし彼女の前に、奇妙な双子の姉妹が現れる。そこからアレクサンダーの「日常」が崩壊しはじめた。

Science”דFantasy”=“SF”シリーズ「空中要塞アルストグラン」第1弾!

ヒューマンエラー

「どうして私が、あなたを知ってるのか。
あなたは、知らなくていい」

ある事情から義足になったり、元婚約者を逮捕する羽目になったりと、なにかとツイてない男パトリック・ラーナー。
ワケあって連邦捜査局から秘密情報局に異動となった彼だったが、そんな彼に再び辞令が下る……――。

Science”דFantasy”=“SF”シリーズ「空中要塞アルストグラン」第2弾!

ディープ・スロート//スローター

「もっと他に、マシな名前は無かったのか?」

捜査官ニール・アーチャー。彼は左遷と不運の二段攻撃を喰らい、シドニー支局の「特命課」という暇な部署に追いやられていた。
そんな彼のもとに突然、公安に関わる重大事件が舞い込んでくる。それはニールの苦い思い出を折しも掘り起こすのだった。

Science”דFantasy”=“SF”シリーズ「空中要塞アルストグラン」第3弾!
(先に前二作をお読みになることを、強くお勧めします。)


 「狂気の死神と災厄の大天才」のオマケとして公開されたのが、「ウォーター・アンダー・ブリッジ」という前日譚。三部作に先駆けて公開されていた、ペルモンドが主人公であり、それでいて歪んだ嘘だらけの物語「翠玉のフォノグラフ」と対になるように、ブリジット・エローラを主人公に据えて、嘘よりも遥かに歪んでいた彼らの真実を描いた物語です。

 というわけで、三部作においては存在感こそあれど、ときたま言及される程度で深くは描かれていなかった「アーサー」と「ペルモンド・バルロッツィ」の過去に焦点を当てています。

 片一方は殆どフィクションの中でもさらに嘘を塗り固めて、そして片一方は時代が飛びまくったりと、どちらも実験的な作品となっています。

 翠玉のフォノグラフの誤解は、まだ完全には明かしきれていません(2018年09月01日現在)。伏線は追って回収していきます。

 そして「異説: オラクル」は、ファティマ・ダルウィーシュの視点から描かれる、もう一つの真実の物語。

翠玉のフォノグラフ

***現在、非公開中***

旧題「サビクの夢」。とにかく、どえりゃあ実験作。
歪んだ彼の記憶を描く、彼自身のように嘘ばかりの、何もかもが偽りの物語。

 “Science”דFantasy”=“SF”シリーズ「空中要塞アルストグラン」スピンオフ作!

ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ

「ただ、もう戻れないだけだ。君のせいで」

脳神経内科医を父に持つブリジット・エローラは、精神科医を目指す医学生であり、感情に疎い若い女性だった。
そんな彼女が恋焦がれていたのは、とても気難しい男。彼は天才であり、同時に幾つもの重すぎる十字架を背負う人物だった。

 “Science”דFantasy”=“SF”シリーズ「空中要塞アルストグラン」第4弾!

オラクル
異説:ダニエル・ベル&ファティマ・ダルウィーシュ

時代は21世紀、舞台は真夏のアメリカ合衆国マサチューセッツ州サフォーク郡ボストン。
来月に近付いたパリオリンピックに向けて、世界中ではテロ対策が声高に叫ばれていた、のだが。

「オリンピックが何だっていうんだ。脳味噌筋肉どもの祭典を、こうまで騒ぎ立てて取り上げて……――全く以てバカバカしい。観る価値もないよ」
「奇遇ね、ダニエル。私も同じことを思っていたわ。あなたの小説と同じぐらい、金を払う価値もないって」


Science”דFantasy”=“SF”シリーズ「空中要塞アルストグラン」番外編!


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空中要塞アルストグランⅡ:
Songs of Dawn and Flood of Sorrow

 長編SFシリーズ「空中要塞アルストグラン/狂気の死神と災厄の大天才」の続編として、ひっそりと公開されたのが「コール・オブ・クルセイド(英題: The Heir of Crusader)」でした。

 日本語の片仮名タイトルは完全に響き優先で付けたので、意味はワケわかめでしたが、Kindle版出版に伴い「アンセム・フォー・ラムズ/Anthem for lambs」に変更されました。が、HP版は面倒くさいんでタイトルはそのままになってます。 2022年12月28日に改正しました。

 前シリーズでは華のJKだった時代もあったアレクサンドラ・コールドウェルも、このシリーズでは四十路を越えたババァに変貌。ニールも然り。ニールのほうは妻帯者になったり、パパになったりと変化があるものの、コールドウェルは……。

 そんなこんなで物語は新章に突入。物語の雰囲気は大幅に変わってシリアスなものとなり、それに伴い文体もライトなタッチからハードタッチに変わっています。

 またメインの登場人物も「アーチャー&コルト」から「ラドウィグ/アストレア」の新世代にチェンジ。作風も「バディアクション」から「より多角的な群像劇」になりました。

アンセム・フォー・ラムズ

「まさに時代は、混乱の時代に突入した。
穏やかだった古い時代のドグマは、現代にはもう通用しない」

高位技師官僚の自死。それはアルストグランに大激震をもたらす。だが、あくまでもこれは全ての始まりに過ぎなかった。
数多の道が分かれ、そして交錯して衝突し、それぞれが離散していく。そうして最後に笑う者は、一体――?

Science”דFantasy”=“SF”シリーズ「空中要塞アルストグラン」第5弾!
(先に前四作「EQPのセオリー」「ヒューマンエラー」「ディープ・スロート//スローター」「ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ」をお読みになることを、強くお勧めします。)

ジェットブラック・ジグ

「黙って固茹でを食え。
注文も文句も、私は受け付けていない」

紆余曲折を経て、北米合衆国のゴーストタウンに住むことになったアストレア。
そんな彼女には気になることがあった。それは同じ運命を共にすることになった男の、来歴と本性についてである。

Science”דFantasy”=“SF”シリーズ「空中要塞アルストグラン」第6弾!
(先に前四作「EQPのセオリー」「ヒューマンエラー」「ディープ・スロート//スローター」「ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ」「コール・オブ・クルセイド」をお読みになることを、強くお勧めします。)


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エールケディスの旅人:
アルバトロスと黄金の泉

 ゲームはリリースしましたが、小説はまだ書いてません! はい、すみません!!(2018年09月01日現在)

 ……そんなこんなで、長編ファンタジーシリーズ「エールケディスの旅人/アルバトロスと黄金の泉」。「空中要塞アルストグラン」シリーズの、遠い遠い続編というポジションです。

 人類が滅んだ後に生まれた種族「エルフ」たちが世界を支配する、遠い遠い未来。どうやら、そこはどこまでも平穏な世界である様子。

 けれども、いつだって災いの種を撒きたがる者が居る。ちょうど、あの男のように……――。

エールケディスの旅人
風と共に流離う者

舞台はエールケディスという名の、豊かな大地。無益な争いはなく、偉大な南のエルフの王ガゼルゼンスの下に、全てが等しく存在する世界。
東のエルフの王女シルギザンドは、自由気ままに大地を旅して回るその姿から、「エールケディスの旅人」という異名を持っていた。
また便利屋のような存在でもある彼女の許には、依頼が次々と訪れる。そして此度舞い込んできたのは、神殿に納められた宝物の修理依頼。
シルギザンドは神殿へと向かう旅支度を進める。その傍で、誤作動を起こした運命の魔の手が、彼女の旅路に迫ろうとしていた……──。


長編ファンタジーシリーズ「エールケディスの旅人」第1弾!

神ノ禍:
四部作+外伝「TRAVELER」

 2013年の暮れ頃から書き始めて、2015年末に完結させた(うろ覚え)物語。主人公が第1巻ではまだ生まれていないという衝撃の作品。

 近世の東欧~中東~やや西アジアのような異世界「シアルン神国」を舞台に描かれる、ダークファンタジーの群像劇。

 やや昔に書いたものなので、若干文章が乱雑だったり……――色々と、アレです。

 今となっちゃ、本当は全部なかったことにして、記録を何もかも隠滅したいくらいなんですがね。なんやかんやで、一番人気があったシリーズなので。 ……とりあえず、公開しておきます。

 【お知らせ】大改定を実施し、紙媒体で再リリースしました。詳細および購入については、特設サイトのほうをご覧くださいまし。

神ノ禍
①箱庭の序幕

悪魔憑きの子を狩る祭り〈悪魔狩り〉。そこから全てが、始まった……――
炎の女神《シレイヌ》の祝福を受け〈炎ノ聖獣使い〉となってしまったフリアは、来訪した使者により一人王都へ連れて行かれる。
突然の事態に戸惑う彼女をそこで待ち受けていたのは、変人の巣窟こと特務機関〈神護ノ十剣〉の隊員たちと他の〈聖獣使い〉だった……?
「なんなのよ、この人たち……!」
個性豊かな人物達に翻弄される彼女を余所に、彼らの裏で物語は動く。
官民の全てを巻き込む、古の神話の再現劇は静かに胎動を始めていた。
世界は一体どこへ向かうのか。それは誰にも、予測出来ない。
長編ダークファンタジーシリーズ4部作「神ノ禍」ここにありッ!

神ノ禍
②疑惑の錯綜

母となったフリアは、息子ルドウィルを連れて十五年振りに生まれ故郷サイランへと帰郷する。そして時を同じくして王都では、一つの悲劇が起きていた。
明るみに出たのは、長らくサラネムに封印されていた、二つの王家の確執の記録「暮ノ戦記」。
その一部が公にされたことにより、王宮の内外では不穏な動きが広まり、嵐が訪れる兆しを見せていた。
そんな中、成長したルドウィルは「暮ノ戦記」を読み解く。
その中に描かれていたものに、彼は戦慄した。
「仮にだけど、この詩が現実となるのであれば……」
そして訪れる《光帝》継承ノ儀。奉られた舞台の上に立つのは二人の偶像。彼女らが描き出す未来は、一体……――?
長編ファンタジーシリーズ「神ノ禍」第二弾!

神ノ禍
③源泉の回顧

どれが正しく、どれが違うのか。
オブリルトレの女王は消え、リストリアンスは全てを捨て玉座から逃げ出し、空席となった《光帝》代理の座にはシエングランゲラが座する。
そして発令された宣戦布告。山ノ民と、《神託ノ地》で相見えよう。その一言からシアルン神国は揺らぎを見せ始める……──
その中でクルスムは、ただ真実を求めひた走る。表も裏も、今も過去も、嘘も真も。その全てを知り得たクルスムに、パヴァルは問う。俺達に協力してくれないか、と。
「ああ、乗ってやろうじゃないか……!」
長編ファンタジーシリーズ「神ノ禍」第三弾!

神ノ禍
④白への融解

宵の明星は落ち、明けの明星は昇る。
だがどちらも同じ“星”であることに、変わりはない。
山の軍勢と、シエングランゲラ率いる神国軍が《神託ノ地》で相見える刻。女王の嗤い声を皮切りに、獣たちは咆哮を上げ、十の武神は戦地に踊り、紅い竜巻は巻き起こる。
だが一人、ルドウィルだけは銀輪の筆記者に導かれ、オブリルトレでもシアルでも無い、別の“何か”を見据えていた。
「……俺は、俺はそんなの嫌だよ!」
《神託ノ地》。そこでは神話も神格も裏切られ、果てには人の全ても、裏切られる。
二つの軍勢がぶつかり合うその先に、一体何が残るのか。
それは“神”だけが、知っている。
長編ファンタジーシリーズ「神ノ禍」シリーズ完結編!

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