偉大なドニエプル川の雷鳴と轟音


 ウクライナの民謡です。原語でのタイトルは「Реве та стогне Днiпр широкий(片仮名読みは多分「レヴァ・タ・ストーネ・ニープル・シュロキー」だと思う)」で、日本語に訳すとたぶん「偉大なドニエプル川の雷鳴と轟音」。

 ……もしかすると訳は「偉大な」よりも「広大な」のほうが正しいかもしれない? ちょっとウクライナ語は分からないなー……。

 そんなこんな、初めてこの曲を耳にしたときに「なんと荘厳で荒涼とした雰囲気の曲か! ……曲の歌詞はサッパリ分からないけど」と衝撃を受けまして、すっかり好きになってしまったもんで。ちゃんと歌詞の意味を知りたくて、こんなページを作ってみたら……本当に荘厳で冷涼とした雰囲気の曲でした。いや……殺伐として厳烈、と言ったほうが正しいかも。

(以下、ウクライナ語の歌詞を機械翻訳で英語に翻訳したものを、さらに日本語に訳して、意訳チックに仕立てたものになります。つまり、鵜呑みにしないでね★)


和訳 原文 (Ukrainian)
偉大なドニエプル川が雷鳴を轟かせて、
Реве та стогне Днiпр широкий,
怒り狂う風は勢いを増し、
Сердитий вiтер завива,
高き柳は水に溺れ、
Додолу верби гне високi,
波は山のように高くなる。
Горами хвилю пiдiйма
そのとき空にあった淡い月は
I блiдий мiсяць на ту пору
雲の合間へと入り、
Iз хмари де-де виглядав,
それはまるで青い海を漂う小舟のように、
Неначе човен в синiм морi,
雲に裂かれて、沈んでしまった。
То виринав, то потопав.
三羽目の雄鶏はまだ鳴かない
Ще третi пiвнi не спiвали,
他の誰も音を立てることをしない、
Нiхто нiде не гомонiв,
渓谷に住まうフクロウたちは危機を呼びかけて、
Сичi в гаю перекликались,
そしてトネリコの樹には亀裂が走った。
Та ясен раз у раз скрипiв.

※補足

三羽目の雄鶏はまだ鳴かない:
いつまで経っても、朝が来たと告げる者が一向に現れないこと = 「誰も生き残っていない」 ということの暗喩だと思われる。

フクロウ:
だいたいどこの地域でもフクロウといえば「森の賢者」や「(真っ先に危険を知らせる)メッセンジャー」という意味があるので、この曲も例外ではないと思います。

トネリコの樹:
それがトネリコの樹であるかどうかは、ワタシにはワカラナイ。暫定的な、あれです。


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